ブログをはじめようと思うけど、無料ブログと独自ドメインのブログ、どちらにしようか迷ってる…。メリットとデメリットを知りたいかも…。
無料で登録するブログと、独自ドメインを取得して運営するブログとで悩みますよね。
わたしは現在も無料ブログとWordPress(ワードプレス)のブログの両方を運営しています。
実際に使っている立場から、双方のメリット・デメリットを比較してみます。
無料ブログの中でも「note」が気になっていて。他の無料ブログとの違いがありそうだけどどうなんだろう?
「note」はブログと括るよりも、様々な機能があるプラットフォームです。noteも使っているのでnoteの解説もします!
大まかな違い【WordPress/無料ブログ/note】
まずはじめに、WordPress/無料ブログ/noteの3者の大まかなちがいをまとめてみました。
ではそれぞれ詳しくみていきましょう。
WordPress(ワードプレス)ブログの特徴
WordPressとは?
WordPress(ワードプレス)は、ホームページやブログを作成・運用するためのソフトウェアです。専門用語では「CMS(コンテンツマネジメントシステム)」と呼ばれます。
CMSの中でも人気が高く、日本でのシェアは8割を占めています。個人のブログだけではなく企業のホームページや記事メディアなど、幅広い形式のWebサイトをつくるのに適しています。
WordPressブログのメリットとデメリット
- 自由度が高く、ほぼ無限にカスタマイズができる。
- 「プラグイン」という機能拡張の仕組みを使って、簡単にサイトを構成するための機能を追加できる。
- デザインは「テーマ」をインストールすることで好みのデザイン設定ができる。(そこからCSSやHTMLを利用しカスタマイズ可能)
- アカウント停止、サイトのサービス終了などでブログができなくなるリスクなし。
- SEO対策ができる
- 収益化を目指すための条件は揃っている
- コストがかかる
- ブログ開設に手順がある
- わからないことは自分で調べて解決しなければいけない
- 自分のサイトを自分で守る必要がある(セキュリティ、法律違反など)
無料ブログの特徴
無料ブログは、もともと企業が運営しているブログサービスに登録し、更新や編集をするブログです。
有料版へ課金すると機能が拡張できるサービスもありますが、課金をしなくともブログ自体の運営は可能なので実質無料でずっとブログを楽しむことができます。
無料ブログのメリットとデメリット
- 無料ではじめられて、ランニングコストもかからない
- 登録、ブログ開設が簡単
- サポートやヘルプページがある
- セキュリティ対策やバージョンアップなど保守管理ある
- ある程度サイトのデザインなどカスタマイズができる
- 同じブログサービスを利用している人同士で交流できる
- サイトの規約内でのことしかできない
- 違反などでアカウント停止になるかもしれない
- サイト(企業)が終了してしまうと、同時にブログも終了
- SEO対策が限定的にしかできない場合がある
- 独自ドメイン(WordPress)に比べるとサイトの力が弱い
- 本格的にブログ運営をしたくなったときに無料版では機能が足りない可能性がある
主な無料ブログサイト
はてなブログ ←オススメ!
Ameba (アメーバ)ブログ
note(ノート)
ライブドアブログ
JUGEM(ジュゲム)
FC2ブログ
Seesaa ブログ
忍者ブログ
CROOZ blog
yaplog!(ヤプログ!)※2020年1月31日サービス終了
noteの特徴
noteはどんなサービス?
「note」は無料ブログの中でも、その機能やサービス内容から特殊な位置付けとなっております。
上記では、無料で登録ができ、テキストページを更新できることから「無料ブログ」と紹介しておりますが、正確にはnote公式ページでも”ブログ”と表現はされておりません。
noteは、クリエイターが文章や画像、音声、動画を投稿して、ユーザーがそのコンテンツを楽しんで応援できるメディアプラットフォームです。
note公式:https://note.com/info/n/nea1b96233fbf
公式noteでも説明されているように、文章以外に、画像、音声、動画を投稿することができます。TwitterやInstagramなどのSNSのようにフォロー機能があり、ユーザー同士で反応し合うことができます。
また、noteは有料記事の投稿ができるのもほかの無料ブログと大きな大きく異なる特徴です。
- 操作がシンプル
- デザインもシンプルかつオシャレ
- 書くことに集中できる
- 記事投稿以外にも、サークルやマガジンなど多数の機能があり拡張性がある
- 有料記事を投稿することができる
- フォロー機能やハッシュタグ機能があり、SNS感覚でユーザー同士が繋がれる
こんな人におすすめ!【WordPress/無料ブログ/note】
各種のメリット・デメリットをあげたところで、なにがどんな人に向いているのかをまとめてみました〜
WordPressが向いている人
収益化を本気で目指したい
収益化をブログ運営の目的とする場合は、はじめから独自ドメインを取得してWordPressでブログを作成する方法がおすすめです。初期投資はかかりますが、無料ブログで収益化を目指すのはなかなか難しい(できないことはないと思います)ので、結局途中でWordPressへ移行することになると考えると、思い切ってはじめからWordPressで開設したほうが時間も手間もかかりません。
Webサイトの運営をしてみたい
サーバー契約・更新、ドメイン取得からはじまり、サイト構築、アップデート、コンテンツ更新などWebサイトを作成して運営する一通りの流れをすべて自分で実践しながら学ぶことができます。
1回開設を経験してしまえば、次回からサイト開設のハードルは下がりますし、ブログ以外にもホームページやWebショップをつくるときにも応用できるでしょう。
自分好みのサイトをつくりたい
カスタマイズの自由度はダントツでWordPressが1番です。
デザインのベースとなる「テーマ」という構成されたパックをインストールしてデザインを設定することが一般的ですが、そのテーマもかなり多数存在しています。CSS(Webページの文字の色や大きさ、配置などを形作るもの)をいじれば、そこからまたさらに自分の好みのデザインに変更ができます。
CSSやHTMLの知識は必要になりますが、表記の変更程度であればGoogleで調べると情報がたくさん出てきますので、やりながら学ぶことができます。
無料ブログが向いている人
コストをかけず手軽にはじめたい
「とりあえずブログをはじめたい」「収益化よりも書くことが目的」という人は、コストをかけずにブログを持てる無料ブログがおすすめです。
難しい工程は苦手
WordPressを使用するには、サーバー契約やドメイン設定など開設するまでもすこし工程を踏まないといけません。現在は各サーバーごとのWordPressとの連携の仕方もサポートされていて、説明通りに手順を踏めば、開設できるようになっていますが、それでも無料ブログの「登録→利用開始」のワンステップには敵いませんので、「とにかく簡単にはじめたい!」という人にも無料ブログをおすすめします。
noteが向いている人
書くことに集中したい
noteを使ってみるとわかるのですが、UIがかなりシンプルです。
そしてクリエイターページのカスタマイズはほぼできません。アイコン画像を変更したり、若干表示形式を変更することはできますが、アメブロのようにデザインのテンプレートを選んだりすることはできません。ほかのユーザーとデザインで差別化をしたり個性を出したりができないので、文章で個性をアピールすることになります。書き手も読み手もコンテンツに集中できるプラットフォームです。
有料記事を売りたい
noteがほかのサービスと異なる点は有料記事がすぐに書けることです。ブログを収益化をするには、アフィリエイトやGoogleアドセンスなどで広告収入を得る方法がありますが(そのほかにもあります)、一定の収入を得るようになるためには準備期間が必要です。
noteの有料記事は、一記事目から投稿して売ることができます。「自分の文章を売りたい!」と思ったそのときに、自分で自分の記事に値段をつけることができるのです。
クリエイター同士の交流をしたい
noteはほかの無料ブログと比較すると、SNSに寄っている形式のため、クリエイター同士でフォローしあったり、コメントを送りあったり、いいね(スキ!)を押したりと、同じ文章を書いている人同士での交流が楽しめます。お互いに鼓舞をすることで、コツコツ続けられる理由にもなりますね!
実際に使用しているユーザーとしての感想
タイトルにもありますが、わたしはWordPressブログ、無料ブログ、noteの3者すべてを使用しています。最後に実際使用している感想をまとめました。
WordPressブログの感想
4年前(2018年)に初めて自分でサーバー契約をしてブログを開設。そのブログは閉鎖したが、のちに当ブログを開設。2度目の開設だったので必要なものや手順はなんとなく頭に入っていました。軽く調べて問題なく開設できました。
現在このブログ以外にも、WordPressでブログを運営していますが、選ぶテーマによってサイトの仕様も変わるので、自分に合ったテーマを見つけることが大事です。
WordPressブログの良い点
- サイトの細かいところまで自分好みにカスタマイズができる。見出しのデザインやサイドバーの項目も自由自在。
- Googleアドセンスに合格できた。収益化への一歩を踏み出した!
- 必要な機能は調べて、プラグインをインストールすれば大体のことはできる。
- ASP(アフィリエイト)の広告を掲載できる。(広告元企業やASP運営企業側の規約はあるけれど、審査に通ったブログであれば基本可能)
- 『自分だけのサイト』と思えると愛着が湧く。やる気が出る。
WordPressブログの懸念点
- (私の場合は)スマホで更新がしづらいのでPCが開ける環境じゃないとやる気になれない。
- デザインに凝ってしまって、永久にCSSやウィジェット画面をいじっている日があった。
- サーバーのプランをケチったせいか、スピードが遅いかもしれない。ランクアップを検討しなければいけない。
サーバー代は懸念点には入れませんでした。収益化ができれば回収できる額なので、まずはそこを目指して頑張るのもありかなーと思うので!
無料ブログの感想
無料ブログはこれまで数えきれないほどのブログを開設してきました。
利用したことのあるサービスは、
Amebaブログ、はてなブログ、ライブドアブログ、JUGEM(ジュゲム)、忍者ブログ、CROOZ blog、De colog(世代)…と開設と移転を繰り返してきました。
あと、無料ホームページをつくってそこの日記にもよく書いてた。(懐かしすぎる!!)
個人的にも使いやすくて、口コミも評価が高いのは「はてなブログ」です。
はてなブログは収益化が解禁され、無料ブログですが収益化に成功している人もいるので、よかったら調べてみてください。
無料ブログの良い点
- コストがかからない。(何年使っても、いくつ開設しても無料!)
- 気軽に開設できる。
- アプリに対応していたり、スマホでも編集しやすい画面になっていることが多い。
- 操作がわかりやすい
無料ブログの懸念点
- 規約の範囲内の内容しか書けない。
- 微妙にデザインを変更したい箇所が変更できない仕様になっている。
大きな懸念点はなかったです。
noteの感想
noteは、2020年10月からはじめました。わたしは位置づけとして、ブログで有益情報を発信したり、まとめたりしていて、noteは『自分の気持ちをベースに書きたい文章を自由に書く場所』にしました。
そのため有料記事を量産して稼ぐ!という使い方はしていませんので、有料記事で稼ぎたい人の参考にはならないかもしれません。
noteの良い点
- シンプルで書くことに集中して書けるから、執筆画面を開いてからスラスラと書けることが多い。
- ほかのクリエイターさんの記事がすぐに読めて刺激になる。
- フォロー、フォロワーの数が増えると嬉しい。
- デザインがシンプルでオシャレで見栄えも良い。
- ハッシュタグでコンテストに参加するイベントが定期的に企画されてモチベーションになる。
- アプリもさらにシンプルで投稿しやすい。
noteの懸念点
特になかったです。
まとめ:目的・用途に合わせてプラットフォームを選ぼう
WordPressブログ、無料ブログ、noteとそれぞれメリットがたくさんありました。
自分が「なんのためにブログをやりたいのか」を考えて、
それを叶えてくれるプラットフォームを選ぶことが重要になります。
WordPressブログが向いている人 | 無料ブログが向いている人 | noteが向いている人 |
「収益化を本気で目指したい」 「サイト運営を学びたい」 「自分好みのサイトをつくりたい」 | 「コストをかけたくない」 「簡単な操作だけではじめたい」 | 「書くことに集中したい」 「有料記事を書きたい」 「クリエイター同士の交流をしたい」 |
収益化を目指すのであればWordPressでブログを運営することがおすすめですし、趣味ではじめたいというなら無料ブログがおすすめです。noteは特殊なので、一度公式ページを覗いてみてもいいかもしれません。
WordPressのブログの開設手順やサーバーの契約の仕方など、今後まとめていきますのでよかったら参考にしてみてください。