好きな食べ物や、夜眠る時間は人によって異なります。
どんなに好き同士だとしても、染み付いた生活リズムや好みが必ずしも同じというものではありません。
しかし、同棲や結婚をして同じ屋根の下で暮らすには、お互いの歩み寄りが大切です。
同棲前に、どんなことを話し合っておくべきかまとめてみました。
同棲の前に話し合うべきこと
衛生観念のレベル
「衛生観念」とは、身の回りの清潔さや、健康維持・病気予防のための生活習慣にたいする考え方のこと。 かんたんに言うと、「清潔さの基準」です。
掃除や片付けなど、どこまでが許せるレベルなのか、こだわりはあるのかをあらかじめお互いに伝えておくとよいです。
衛生観念があまりにも差がある場合は、高いほうの人に負担がかかることがほとんどです。自分が衛生観念が高くない場合も、相手に歩み寄る気持ちを持てるとうまくいくと思います。
また、こだわる場所とこだわらない場所を決めると良いです。たとえば、共有スペースはなるべく綺麗にする、個人の場所は汚くても目をつむる、など線引きをすることも大切です。
結婚観
「結婚観」とは、結婚願望があるのか、何歳までに結婚したいのか、どんな相手と結婚したいのか、などの結婚にまつわる価値観のことです。
同棲をして時間を重ねると、結婚観にズレが生じるケースがあるので、はじめる前にも一度話し合っておくと良いと思います。
カップルで結婚観が合わないと、お別れの理由になる場合があります。
結婚するつもりで同棲をしているのか、結婚が考えていないのか、何年か住んでから考えたいのか、素直に伝えましょう。一方が結婚を何歳までにしたいという目標がある場合は、まったく結婚を考えていない相手と一緒にいることは難しいです。相手の時間を奪うことにもなりかねないので、誠実に話し合いましょう。意見が異なる相手でも一緒にいるという決断をするには、どちらかの意見や考え方を変える、ということになりますので、思いやりを持って話すことが大切です。
お互いに結婚願望がある場合も、現代は、事実婚や夫婦別姓なども取り上げられ、ひとくちに「結婚したい」と言ってもパターンはさまざまです。結婚の有無だけではなく、どんな夫婦になりたいか、子供はほしいかなども話題に出しておくと将来が具体化されて良いでしょう。
お金のこと
一緒に暮らすとなると、生活費の負担をどうするのかを話し合わなくてはいけません。
財布は別なのか、一緒にするのか、生活費は完全折半か、収入や事情に応じて負担の割合を決めるのか、家賃・食費など項目ごとに分担するのか、事前に方針をふたりで決めましょう。
また、お互いの金銭感覚がどのくらい違うのか知ることも必要です。
あまりに異なる場合、それは許容できるレベルなのか判断しましょう。
家事レベル・分担
ふたり暮らしでの喧嘩の原因トップレベルにあるのが、家事問題です。
家事の経験のあり・なしや、もともとの気づきレベルによって左右される家事レベル。
お互い同じくらいなら協力しあって、問題はないと思いますが、偏りがあるとひとりに負担がかかってきます。そうなると喧嘩やすれ違いの原因になりやすいので、分担や事前の話し合いが重要です。
家事が得意な人はまずどんな家事が存在するのかを割り出し、自分ができることと、相手ができることを分担しましょう。
生活リズム
同じ家に住むと、相手の生活リズムに影響を受けます。
別々に過ごせる空間がある、気にならない場合でも、コミュニケーションは重要です。
社会人ならお仕事、学生なら学校やバイトが終わった後の過ごし方、朝起きる時間、休日の過ごし方、趣味に費やす時間や、ひとりの時間はどのくらいほしいかなど、理想の生活リズムをお互いに伝えておき、合わせるなら合わせる、別々にするならお互い配慮をすることは、円満に同棲生活を送るうえで重要なことです。
避妊方法
同棲するのであれば、避妊方法も話し合っておきましょう。
まず、妊娠を希望するのか・しないのか、その意思疎通をする。
希望しない場合は基本的な避妊方法をふたりの間で決めておくことです。
コンドームを都度使用するのか、低用量ピルを女性が服用するのか、金銭的、物理的な負担が変わってくるので一度話し合うとよいでしょう。
低用量ピルについては、以下の記事で詳しく解説していますので、興味のある方は読んでみてください。
まとめ
カップルが同棲する前に話し合いべき6つのことをまとめてみました。
相手のことを知って損はないので、同棲準備と合わせて、カップルで一度話し合ってみることをおすすめします♡